大学紀要の使い道
理系の大学にいると、大学紀要の位置づけが極めて低いことに気づかされる。紀要は査読に耐えないダメ論文の発表の場、業績をでっちあげるための手段と考えられることも少なくないのではないだろうか。そのため、紀要に掲載された論文は...
理系の大学にいると、大学紀要の位置づけが極めて低いことに気づかされる。紀要は査読に耐えないダメ論文の発表の場、業績をでっちあげるための手段と考えられることも少なくないのではないだろうか。そのため、紀要に掲載された論文は...
たまたま大同工業大学都市環境デザイン学科のFDを紹介したパンフレット「教育への取り組み」(pdf)を発見する。ここでは、我が系列のシラバス検討会と似たような「学習指導会議」が各学期末に開催され、全11名の教員がそれぞれ...
カリキュラム改革に関心を持ったので、先に名古屋大学高等教育研究センターから送ってもらっていた『ティップス先生のカリキュラムデザイン』(pdf版はこちら)という小冊子を読む。コンパクトなのですぐに読了。「学生の学習時間と履...
昨日のシラバス検討会で気づかされたことがある。それは、教員が学生の勉強時間を互いに奪い合っているという現実だ。 単位制度の趣旨によれば、多くの講義科目では、授業時間の2倍の自習時間を前提とするような授業をすべきである...
シラバス検討会の第2回が無事終わった。出席者10名。前回より1名少ないが高出席率だ。今回は特に発表者を定めず、アンケート結果をもとに自由にディスカッションしたが、やはり一般論ではなかなか議論が具体的にならず、個々の授業...
先週末に東京農工大で開催された大学教育学会第29回大会の要旨集が届く。東京での開催でもあり、また知り合いが実行委員をやっていることもあって参加したかったが、最近あまりにも学会が多く、今年もまた不参加となった。 昨年の...
今年の4月から、大学院設置基準にFDを義務化する条項(第十四条の三 大学院は、当該大学院の授業及び研究指導の内容及び方法の改善を図るための組織的な研修及び研究を実施するものとする。)が追加された。本学は大学院を持ってい...
先日届いた『大学教育学会誌』29巻1号(2007.5)を読んでいる。昨年11月に金沢大で開催された課題研究集会の報告がメインの内容。初年次教育、教養教育評価、FD、理系基礎教育、教員組織と、シンポジウムのテーマはどれも...
次回のシラバス検討会で議論の材料とする系列教員アンケートの回答が集まったので、集約した資料を作成した。シラバス検討会に参加している全教員(13名)分だ。一人で報告するというと、まだ教員の間に躊躇があるようだが、13分の...
今月の20日に第2回シラバス検討会を予定しているが、次回は一人の発表ではなく、参加している先生方へのアンケート結果をもとに議論することになっている。アンケートは今日が締切だが、多くの先生から回答をいただいている。こうし...
今年の3月に京大で行われた第13回大学教育研究フォーラムの発表要旨が公開されている。毎年行われているもので、かつて2度ほど参加したことがある。また参加したいものだ。
名古屋大学高等教育研究センターのニューズレター『かわらばん』春号が届いた。いつも送ってくださる同センターに感謝。 今回はTセンター長の「教育を科学的に議論するムードを大学から!」と題する記事がメイン。教育再生会議をは...
本日、シラバス検討会の記念すべき第1回が無事終わった。発表者は私。出席者11名。都合で欠席の先生を除くとほぼ全員に近い出席率で、企画した私としてはとてもうれしい。質疑や討論も活発で、この調子で続くとよいと思っている。 ...
系列会議でシラバス検討会を提案し、了承された。来月から始める。これは画期的なことだと思う。 【天気】雨のち曇り。
新学期だ。今学期はどんなことを勉強しようかとわくわくする季節。子どもの頃は、学校でもらう新しい教科書、語学のラジオ・テレビ講座のテキストを手にしてそんな気分を楽しんだが、今は放送大学のお世話になっている。開講科目表を見...
米科学史学会のニューズレター最新号には、前号でアナウンスされていたシラバス見本集(第3集、Syllabus Sampler III)へのシラバス提供呼びかけが載っていた。前2集は印刷物として発行されたが、今度のはインタ...