本当に強い大学
電車で『週刊東洋経済』10/13号の広告が目に付いた。恒例の「本当に強い大学」特集。気になって買ってしまった。大学ランキングにいろいろ変化はあるのだが,結構偶然的な要素も多く(校舎の売却や創立記念寄付金による収入増でラ...
電車で『週刊東洋経済』10/13号の広告が目に付いた。恒例の「本当に強い大学」特集。気になって買ってしまった。大学ランキングにいろいろ変化はあるのだが,結構偶然的な要素も多く(校舎の売却や創立記念寄付金による収入増でラ...
光文社新書で『高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院』が出るそうだ。著者自身の体験をもとに書いたものだろう。私自身,そうした状況に陥ることを覚悟して大学院に進んだので,身につまされる。もっとも,私の...
板倉昭二『心を発見する心の発達』京都大学学術出版会、2007年10月発行予定、1890円 科学史MLで知る。ロボット・サイボーグに関心を持ち始めた私としては次のような章が興味深い。 第3章……ロボットに心を見つける 1...
先週、名古屋大学高等教育研究センターから『からわばん』夏号と『ティップス先生からの7つの提案 教務学生担当職員編』を送ってもらっていた。忙しくて目を通せなかったが、やっと拝読。 メイン記事は「『余剰博士』問題の解決にむけ...
宇田光『大学講義の改革——BRD方式の提案』(北大路書房、2005年)を読了。今の私の授業を改善する参考にならないかと、前に買ってまだ読んでいなかった本書を読んでみた。 BRD(Brief Report of the D...
来年度から「科学技術コミュニケーション」という科目を担当するのだが、この分野の最近の発展はめざましい。今年後半きちんと勉強しないといけない。 富山大では、人間発達科学部に科学技術社会コミュニケーション研究室ができてい...
高木仁三郎『市民科学者として生きる』(岩波新書、1999年)を遅ればせながら読了。『おはようからおやすみまでの科学』と共に、科学技術史Aの講義最終回の参考文献として紹介するもの。この講義を聴いたうえでこれらの本を読むと、...
佐倉統・古田ゆかり『おはようからおやすみまでの科学』(ちくまプリマー新書、2006年)を読了。「リビング・サイエンス(生活者のための科学)」について分かりやすく解説。 科学技術史Aの最終回では、これまで「市民科学」につい...
中央公論新社の大型哲学史シリーズ『哲学の歴史』の第11巻『20世紀II 論理・数学・言語 科学の世紀と哲学』がやっと届く。4月の第1回配本なのだが、在庫がなくなったとのことで、届くのが遅れていた。よく売れているのだろう...
科学史教育特別委員長としてスローガンを考えていたところ、一つ思いついた。「アマチュアリズムの復権とプロフェッショナリズムの再構築」である。この線に沿って考えをまとめてみたい。 【天気】雨のち曇り。
大学紀要の役割を考えさせられる。学会の権威ある雑誌に査読をパスして掲載された論文のみが論文として評価されるので、査読もない一種の同人誌のような大学紀要に載った論文など業績として認められないような雰囲気がある。査読で落と...
科学技術史Aの授業では、19世紀のドイツとアメリカの大学を取り上げた。この時期に科学研究の場が大学に移るという話である。これは定番の話だし、私の専門でもあったので、力が入るのだが、受講生によるその受け止め方は様々で興味...