リスクの捉え方
原発事故による放射線被曝について,心配だと考えている人と,それほど心配する必要はないと考えている人と,両方いるようだ。それほど心配する必要がないと考えている人は,リスクを確率で捉えている人に多いように思う。放射線以外に...
原発事故による放射線被曝について,心配だと考えている人と,それほど心配する必要はないと考えている人と,両方いるようだ。それほど心配する必要がないと考えている人は,リスクを確率で捉えている人に多いように思う。放射線以外に...
生産者は「風評被害」という言葉を使わない方がよいと思う。その代わりとなる言葉を強いて考えるとすれば,「消費者によるリスク回避行動によってもたらされたと推測される経済的損失」くらいが妥当か。消費者を加害者と見なす「風評被...
以前,金町浄水場の水の放射能が高いということでニュースになった。また,最近では関東地方の農産物の放射能が高いということで話題になっている(新茶など)。関東にも放射性物質が来ていることは確かなようだが,その詳しい実態は明...
欧州放射線リスク委員会ECRRの2010年勧告がネット公開されるとともに,その邦訳も美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会によってネット公開された。このECRR2010は私が前から見たいと思っていた文書であった。ECR...
3/29に次のようなツイートをした。 本日3/29付東京新聞の「こちら特報部」欄は,これまでマスコミが示してきた放射線の健康影響スケールに深刻な疑問を抱かせる専門家の意見を紹介している。同欄以外のページは,同欄の紹介が...
今年最初の理事会。理事全員が揃う。その前に編集委員会。その後に原発問題懇談会。さらにその後会食。盛り沢山の日だった。T大学の桜はまだ満開ではなかった。花曇り。 【天気】曇り。寒くなった。
今ほど,適切なリスク・コミュニケーションが求められている時はない。時々刻々と変わりつつある福島第一原発の現状と今後の推移の予測,そしてそれらへの対処方法についてきちんと広報される必要がある。しかし,東京電力や政府の記者...
今回の福島第一原発事故に関して,明らかにアメリカの方が日本より慎重に行動している。これまでの歴史が明らかにしているように,日本政府は対応が後手後手にまわる傾向があるので,アメリカ政府の対応は日本人にとって参考になる。私...
現在の福島第一原発は明らかに危機的な状態にあると思われるが,どのような状態にあるのか良く分からない。記者会見などで記者は最悪の場合どうなるかを聞きたがるが,政府や電力会社の回答は歯切れが悪い。これは,想定される最悪の事...
日本原子力学会から『原子力を中心とした技術者の倫理ケースブック2 〜判断に迷わない明るい職場をめざして〜』(日本原子力学会倫理委員会編・刊,2008.9.1,税込1000円)が届いた。注文が遅くて昨日の技術者倫理の授業...