また、名古屋大学高等教育研究センターから資料が届いた。昨年10月に続いて2度目。
1.『かわらばん』冬号
センターのニューズレター。前号からかわらばん形式になった。表面はセンター長戸田山さんの大学本質論。大学が育てる人物像を次のように言っている。「過去の知的遺産に対する畏敬の念を持ち、いまはわからなくともいつかは分かりたいというあこがれをもち、それを理解するための努力を惜しまず、その努力が同時に生きる喜びであり誇りでもある人」。同感だが、この人物像に一番良く当てはまるのは学者であって、結局大学は学者あるいは学者もどきを養成するところということになるのか。戸田山さんは比較的若い方だが、意外と古風な大学観を打ち出そうとしている。自ら「青臭い」議論と言っているが、あえてこのような主張をすることで大学本質論の議論を巻き起こそうしているのだろう。
2.特色GPシリーズ3 『ティップス先生からの7つの提案』の開発
昨年10月にもらった3冊の提案集の背景となる研究や資料のまとめ。新学期開始までにじっくり読みたい資料だ。
なお、上記2点を含め、同センターの出版物は次のサイトで公開されている。
http://www.cshe.nagoya-u.ac.jp/publications/
追記
久しぶりに名大高等教育研究センターのウェブサイトを見てみたが、いつの間にか一層パワーアップしていたのに驚いた。特に、学生向けスタディティップスも載っていた。これは本学でも来学期から始めようとしているフレッシュマンセミナーの内容と重なる部分がある。参考にしたい。
【天気】晴れ。雲は多い。今日は入試A日程の2日目。