新型コロナウイルス対策メモ

3月中旬現在,新型コロナウイルスについては,まだ不明な点が多いが,2009年の新型インフルエンザH1N1の経験を参考に,今後の新型コロナ対策について考えてみた。

2009年の新型インフルエンザH1N1流行当時の本ブログ記事は「新型インフルエンザ」のタグが付いているのですぐに読むことができる。

持病を持っている人や高齢者などに重症化の傾向があるのものの,一般的には軽く済む場合も多いという点で,前回の新型インフルの時と似ている気がする。そこで,一般的なウイルスによる感染症対策が有効だろう。これは,今回の新型コロナ対策として欧米の感染症対策部局が提供している情報(米CDC)とも合致する(海外の情報に「うがい」はないが,おそらくそれは欧米でうがいの習慣がないため。うがいの効果を示すエビデンスはある)。ちなみに,日本政府(厚労省)もいろいろ情報を出しているが,海外のサイトに比べて大事なことが分かりにくい。

健康な場合(無症状の場合を含む):

  • うがい,手洗いを頻繁にする(人と出会う場所から帰った時など)
  • 閉鎖的な空間で長時間,接近した人と会話をするような場合は,マスクを着用する(マスクの効果は,飛沫の授受の防止。近くに人がいないような場合などは不要)
  • マスクをぜずにせきやくしゃみをする時は咳エチケット(そでで口を覆う)をする

風邪の症状がある場合

  • 可能な限り外出しない
  • 外出する場合は,マスクをする(飛沫を外に出さないため)

風邪の症状や高熱が続いた場合

  • しかるべき機関に電話で相談し,必要があれば病院に行く
  • 新型コロナ感染の場合は,勤め先に連絡し,完治するまで出勤しない

とりあえず,健康に関する点では,以上の対応でなんとかなると思われる。

ちなみに,健康でもマスクが必要なのは,患者に接近する医療関係者と患者家族も。

それから,日本であまり強調されていないのが,多くの人が接触する公共施設設備の消毒。個人ではなかなかできないが,電車の手すり・つり革・座席などは結構危ないと思う。したがって,公共の場所から帰ったら,かならず手洗いが必要。

さて,健康面以外での対策としては,教員として,学生および自分が感染した場合の授業の措置を考えておかなければならない。まずは,学生が新型コロナ感染その他の理由で欠席した場合。自習教材を用意しておかなければならない。成績評価にも使えるよう,課題も用意しておく必要があるだろう。なお,風邪の症状がある場合は,無理して出席しないように言わなければならない。自宅で安静にしているだけで直る場合もあるから,医師の診断書も不要とすべきだろう。やむを得ない欠席とそうでない欠席を区別することは困難になるが,それも許容しなければならないだろう。

また,自分が感染して休講にする場合,1回程度なら補講で対応できるだろうが,それ以上となるとやはり自習教材が必要だ。したがって,全ての回で自習教材を用意することが必要ということになる。2009年の時は,授業ラジオを用意した。これは講義の録音をウェブ上で聞くことができるようにしたものだ。私の場合,講義は常に録音しているので,授業ラジオの提供は今回も可能だろう。当時と今の違いは,LMSやビデオをより容易に活用できる点だ。Zoomを全学的に導入するというのは,良いタイミングになったと思う。2009年ではできなかった対応を工夫したいと思う。

【天気】晴れ。