中島英博編著『授業設計』シリーズ大学の教授法1，玉川大学出版局，2016年，202頁。
2017年2月19日読了。
先に読んだ『アクティブラーニング』と同シリーズの一冊。前の本と同様，大変参考になる本だ。体系的に説明しつつ，非常に実践的な内容が豊富。今回は，巻末に5つのシラバス例が掲載されている。
授業設計の基本は，目標→評価→内容・方法という順に考えること。これまで，教えたい内容を優先してきただけに，すぐにはそうした授業設計はできないが，これから徐々にそうした方向で授業改善していきたい。
本書は，「初回配布用シラバス」という概念をはっきり打ち出したところに価値がある。公開用シラバスと初回配布用シラバスを区別し，初回配布用シラバスが日本でも定着することを期待したい。
このシリーズは6冊全部読んでみたいと思う。
