第6章まで読了。執筆に関する個別カンファランス。
ナンシー・アトウェル(小坂敦子・澤田英輔・吉田新一郎編訳)『イン・ザ・ミドル—ナンシー・アトウェルの教室』三省堂,2018年,368頁(原書第3版2015年)
第6章 一人ひとりの書き手を教える
執筆の時間に教員が回って,個別カンファランスをする方法。アトウェルは,一人3分前後でできるだけ多くの生徒とカンファランスをするというが,私はまだそれはできていない。学生には,私が教室を巡回しているとき,質問や相談がある場合は声をかけるように言っている。すると,1回の授業で数名から声をかけられるようになった。そのカンファランスはそれなりに意味があると思う。前期は,学生に私の所に来るように言ったのだが,ほとんど誰も来なかったので一定の進歩と言える。
もう少し多くの学生が声をかけて欲しいが,そのためにはカンファランスについてのミニレッスンをすると良いような気がする。他人からどのような助言を受けるとうまく書けるのか,まだ学生は良く分かっていないように思う。それは,学生同士で査読をする際の助けにもなるだろう。
本章には,様々な場面でうまくいっていなかったり,行き詰まっていたりする生徒に対して具体的にどのように助言すれば良いかが例とともに書かれている。これから私も,学生がどのようなところでつまずくのかを学び,それに対応するカンファランスができるようにしたい。
今回本章を再読して,大事だと思ったこと:
- 私が誤解しているときは教えて欲しいと学生に言う。
- 私が余計なことを言ったら,そういって欲しいと学生に言う。
- うまい解決策が思いつかないときは,そう言って,少し時間を置くように薦める。そして,解決策が思いついたら提案する。
そのようなことが言い合えるような関係を学生との間に作ることが大事なのだと思う。
【天気】晴れ。