本学の授業アンケート集計結果検索システムに,所見付きの結果を抽出することのできる機能が追加された。これは私が要望していたもので,実現してとても嬉しい。
今日,授業アンケートを実施している大学は少なくないが,原則として,毎学期全クラスでアンケートを実施し,その結果を学内公開し,しかもその結果に対する教員の所見を作成することを義務付けている大学は少ないのでないかと思う。
授業アンケートに対する所見を作成して学内公開することは,かなり前(2004年度)から立教大学1で行っており,本学の所見票もそれを参考にしている(2015年度から実施)2。本学では,アンケートの実施は全クラスであるが,所見の作成は常勤教員2つ以上,非常勤教員1つ以上がノルマで,しかも学内公開するかどうかは任意ということで,すべてのアンケート結果に所見が付いているわけではない。従来は,アンケート結果を検索し,そのページをいちいち開かないと所見が付いているかどうか分からなかったが,このたび検索結果に「◆」を付けることでアンケート付きのものを区別し,しかも,検索の際に所見付きのものを抽出できるようになった。
これにより,所見票を通した教員同士の学び合い,また,教員と学生との間のコミュニケーションが促進されることを期待している。