'07年度前期 授業の反省

 今学期も、授業が終わりかけた時点で今学期の反省をする。

授業サイトについて
 昨年度後期に引き続きMoodleを使って授業サイトを作った。さらに今学期の途中からサーバマシンを新しくし、安定的に運用できるようになった。
 前学期と異なる点は、受講者が自分の受講するクラスのサイト1か所にアクセすれば良いようになったこと。前学期は同じ科目のクラス共通のサイトとクラス別のサイト(レポート提出用)の2つにアクセスしなければならなかった。使いやすさが向上したのではないかと思う。そのためか、受講者のアクセス状況がよくなっているような気がする。授業サイトの内容的な充実度はあまり改善されていない。受講者による授業サイトの活用もあまり進んでおらず、単に情報を増やすだけではなく、何らかの工夫(しかけ)が必要かもしれない。
 授業サイトが授業とあまり関連づけられていないのも問題である。授業サイトに書かれた受講者の書き込みを授業で取り上げたいと思っていたが、結局今学期はほとんどできなかった。授業に時間的な余裕がないのが主な原因である。
 また、毎回授業サイトから小レポートの提出を求めるのは受講者の負担が大きすぎるのかとも思うようになった。学期に数回程度に縮小すべきなのかもしれない。その方が私のフィードバックの手間も少なくてすむ。

板書について
 今学期から、パワーポイントを使ったスライドは最小限にとどめ、できるだけ板書をするようにした。しかし、扱う内容はこれまでと同じ分量を予定していたため、時間が足らなくなりがちであった。内容をより精選して授業に余裕をもたせないと、双方向的な授業は実現できない。
 8/2追記:授業評価アンケートでは、もっと板書して欲しいという要望が多かった。キーワードのみを書くだけの板書では不十分なようだ。板書をそのまま写せば受講ノートになるような板書を求めているのだろうか。自分でノート整理することを学生に求めるのは難しいような気がしてきた。

講義について
 パワーポイントのスライドを使っていたときは、それに講義内容が制約されたが、講義ノート(以前見せていたパワーポイントスライドを印刷したもの)を見ながらの講義は、話の勢いに支配されて、かなり取り留めのないものになったと思う。そのため、話の筋が分かりにくく、理解に苦しんだ受講者も少なくなかっただろう。脱線や余談はほどほどにして、話の分かりやすさを優先したい。

科学技術史Aの内容について
 麻疹休講で1回分授業時間が減ったことに伴うスケジュールの組み替えを除くと、基本的に昨年度と同じであった。古代から現代までの通史を講義しているが、時間的に無理があると感じるようになった。半期で扱うには、時代を限定するか、テーマを限定するかする必要があるようである。来年度からは「科学の社会史」と科目名も変わるため、内容を再考したい。

技術者倫理の内容について
 この科目も、麻疹休講で1回分授業時間が減ったことに伴うスケジュールの組み替えを除くと、基本的に前学期と同じであった。同じ教科書を5学期(2年半)も続けて使っており、自分にとって新鮮みが欠けつつある。そろそろ内容の更新を考えたい。また、授業方法も講義形式のみではなく、学生参加型の方法を模索したい。

フレッシュマンセミナーについて
 昨年度から始まったこの科目は今回2回目となった。内容的にはほぼ同じであるが、練習問題は昨年度よりもかなり充実した。この科目も、私の他の科目同様、スライドを極力使わず黒板で授業をしたため、扱える内容は昨年度より減った。しかし、メリハリのある講義になったように思う。この科目については、担当者間でより詳細な分析・反省を行うことになろう。

定期試験について
 基本的なやり方はこれまでと同じだが、科学技術史Aの試験には自筆手書きノートに加えて教科書も持ち込み可とすることにした。これで平均点はさらにアップすることが期待される。8割以上の受験者の合格を期待したい。
 8/2追記:試験の結果は、予想に反してそれほど合格者が増えなかった。科学技術史Aの受験者の56%しか合格していない。教科書持ち込み可にしたので、放棄者が減ったためかもしれない。