シカゴ大学教授法ハンドブック

 5/13に届いた本にアラン・ブリンクリ他『シカゴ大学教授法ハンドブック』(玉川大学出版局、2005年5月)があった。昼休みに弁当を食べながら、「講義の技法」という章を読んだ。

 今日の2限に「科学技術史A」の講義をしてきたばかりで、自分の講義とこのハンドブックに書かれていることを比較したかったというのがある。とくに参考になることはなく、私のような講義でもいいということが確認された。

 私の現在の講義法は次の通りである。準備は、パワーポイントの作成とそのプリントアウト、そしてビデオを見せるときはそのダビング。それで授業に臨み、パワーポイントをプロジェクタで映したものを学生と一緒に見ながら、レーザーポインタで指示をしつつ、多くの時間は学生たちの顔を見ながら原稿なしで話す。

 今学期の授業は初めてやる内容なので、うまく時間通りに進むか、やってみないとわからない状態でやっているが、だいたい時間通りに進んでいる。10分以上余ることもあるが、授業の最後に「出席票」という感想文(小レポート)を書いてもらっているので、多少長めに時間が余っても有効に使えている。(本学の学生はこの出席票を書くのに結構時間が必要だ。全員が提出するまで10分はかかる。)

 私の講義の問題点は、ノートをとりにくいということだろうと思う。これはパワーポイントを使った講義に一般的に言えることだ。何とか改善したい。