昨日,今学期最初の授業があった。「科学と技術の社会史」の第1回ガイダンスだ。いろいろと初の試みがあったが,何とか無事に終わった。
今学期から,1コマが100分となり,また第1回の授業が授業紹介のみのガイダンスでは終わらず,1コマしっかり授業を行う形になった。私は,今回は講義の中身には入らなかったが,それでも時間が足りなくなった。それくらい初回から盛りだくさんの内容だった。しかし,学生はおそらく退屈しなかったと思う。
今学期の授業は,大きく言って2つの点で私のこれまでの講義と異なっている。一つは,私が一方的に話す講義の時間を100分の半分以下にすること。残りの時間は,受講者が個人として,またグループで活動する1。また,講義も,私がライブで話すだけでなく,私の講義ビデオを見せるということも行う2。
もう一つの変更点は,教員と学生がそれぞれコンテンツを提供し,さらにそれについてコメントし合うことを可能にする授業サイトを使うこと。このサイトは,授業中も授業外でも使う3。
かなり変わった授業であり,その説明を一通りするだけでも時間がかかるのに,個人学習とグループ活動も,時間は8分ずつと短縮したが,何とか授業に組み込んだ。どんな授業になるのか,受講者に多少は感じてもらえたのではないかと思う。この授業の振り返りの投稿も少しずつ出てきており,学生の反応が分かるのが嬉しい。
私は,この授業を始める前,学生がどれだけ来てくれるか,真剣に心配した。敬遠されることを恐れたのだ。しかし,現在のところその心配は必要なかったようだ4。個人学習もグループ活動も,思ったよりスムーズに対応してくれているようだ。次回以降どうなるかは分からないが,私のサポート次第でうまく行くような希望を持てた。
授業から1日しか経っていないが,すでに読み切れないほどの投稿が授業サイトに投稿されている。これが全部で6クラスとなるのだから,どうなることか。
【天気】晴れ。相変わらず朝晩が冷えるので,風邪が治りきらず,体調はいまひとつ。
注
- 新しい授業の流れ(2018.2.11)
- Paperslide(2018.1.13)
- CommentPressその後(2017.10.19)
- これは,昼間部だけの話だったようだ。夜間部では各クラス1桁の人数になった。