青春読書遍歴

佐高信『青春読書遍歴――大学時代に何を読んだか』講談社,1994年,378頁。

2017年1月18日読了。

本書は,文庫化される際に『青春読書ノート』(講談社文庫,1997年)と改題されたことからもわかるように,佐高氏が慶應義塾大学の法学部生だった4年間につけていた読書ノートをそのまま書籍化したものである。大学生の読書ノートの見本としての価値がある。

この本(ノート)には,延べ470冊の読書記録が記されている。内容は,短い読後の感想や本からの抜粋だ。最初は,「高校生必読書50選」といった内外の有名文学書のリストから本を選んで読んでいった佐高青年は,次第に自分の興味関心に従って,また寮の先輩・同輩などの刺激を受けつつ,独自の選書をしていく。授業関係の本や卒論執筆のために読んだ本も多数出てくる。

私は大学生に,是非このような読書ノートを在学中につけ続けることを強く勧めたい。私自身が大学生の時には,ノートではなく,カードの形で読書ノートをつけていた。しかし,後から通読・通覧するには,ノートが便利である。大学時代の読書ノートはきっと一生の宝になるだろう。