化学史学会のウェブサイトに学会誌記事と化学史文献の検索システムを設置した。ウェブ上のデータベースの構築はきちんとやれば結構面倒なもので，かなり手間暇かかるのだが，1行1レコードのデータ（つまり改行コードで区切られたデータ）があって，そのレコード全体に対して検索をかけるだけのシステムなら簡単に構築できることを思い付いた。
検索・表示ページについては，多少のPHP, MySQLを用いたコードを書かなければならないが，そのページを作ってしまえば，あとは多少の修正でいくらでも転用が可能である。また，データはphpmyadminを用いてCSVファイルからMySQLデータベースへ直接登録してしまう。データの修正も，多少の修正ならphpmyadmin上でやってしまう。大幅な修正はCSVファイルを登録し直す。
1行1レコードのデータというのは身の回りにたくさんある。これをどんどん登録してしまえば，簡単にデータベースが出来てしまうのだ。
データベースでやっかいだったのは，データ形式の統一であった。1行1レコードなら，統一する必要はないし，不完全でも大丈夫だ。あまりにいい加減なため，これまであまり目にしたことはないタイプのデータベースだが，これでもないよりはずっといいものだと思う。
【天気】曇り時々雨一時雪。二つの科研費の残金を使い切る。こんなことでもかなり気が軽くなる。
