2010年を振り返る(1) iPhone

  今年2010年は,次々と新しい電子機器を買い,新しいサービスを利用し,新しい人と出会い,新しい試みをした年であったと思う。そうしたことを年末のいま,振り返っておこうと思う。

 今年の買い物はiPhoneから始まった。私は今年の初めまで携帯電話を持っていなかった。持つ必要を感じていなかったし,持ちたくなかったのである。しかし,そろそろiPhoneを使ってみないといけない時期に来ているのではないかと思い,かなり迷った。iPhoneは携帯電話でもあるためである。そして,ここは携帯電話を持つことのデメリットよりもiPhoneという新しい機器を使う経験をするメリットの方が大きいと判断し,iPhoneを買うことにした。これが今年の年頭の決心であった。

 iPhoneは,2007年1月のMacworldにおけるジョブズの基調講演で発表され,同年6月に米国で発売された。その後,翌2008年7月にiPhone 3Gが日本でも発売され,さらにその翌年の2009年6月にiPhone 3GSが発売された。私がまず買ったのはその第3世代のiPhoneである。今年1月7日に入手した(32GB, ホワイト)。さらに,今年6月にiPhone 4が発売され,これも発売日翌日(6月25日)に入手した(16MB, ブラック)。

 私がiPhoneに興味を持ったのは,それが新たな教育ツールとなるのではないかと考えたからである。昨年あたりからiPhoneを導入した大学が国内外で見られるようになった。どのような可能性があるかは,自分で使ってみなければ分からない。いろいろ試しているが,現在のところ主に,外出時には通話・乗換案内・天気予報・地図などの機能を使い,家ではポッドキャスティングによる音声や動画を視聴している。ツイッターや電子書籍なども試したが,老眼のため小さな文字を見るのはしんどい。やはりこれは若者向けのツールだと思う。iPadは見やすさの点で老眼にやさしい。

 さて,もともとの動機の教育利用だが,まだ学生のiPhone利用率が小さいため,その本格的な導入はもう少し先で,スマートフォンではない携帯電話(いわゆるガラケー)の利用の方が先だと思うようになった。そのため,ケータイの教育利用をまずは考えることにした。C-Learningを試したのもそのためである。

 iPhone関係のお気に入りの小物は,アルミ製のスタンドだ(プラスデザイン製 iStand)。もともと3GS用だが,4でも使える。iPhoneを載せると,小さなiMacのように見える。iPhoneはスピーカー内蔵なので,どこにも移動可能なミニラジオ兼テレビとなる。また,AppleTVを使えば,iPhoneの音声や動画を大きな画面の液晶テレビで視聴することもできる。

 

【天気】晴れ。自治会のお楽しみ会。餅つきや演奏会など。