脳科学研究

 昨日の新聞に気になる記事が載っていた。「高齢社会へ脳科学研究 身体機能補完計画 人工感覚器官開発も 来年度から文科省」(東京新聞、8/16朝刊、ネット速報はこちら)。
 新聞紙面には、ネット記事にはない次の文面もある。「研究全体を体系的に進めるため、脳科学の専門家以外の研究者も入れた『脳科学委員会』を設置、本年度中に研究推進計画を策定する予定」。「倫理面の検討」や「脳科学の専門家以外の研究者も入れた」というところが重要だ。
 今回の新聞報道ではこの文科省の決定がどのような位置づけにあるのかよく分からないが、おそらく文科省の来年度予算要求の内容として脳科学研究関係の予算を大幅に増額するという方針を決定したということだと思う。その決定の根拠は、6/14に開催された科学技術・学術審議会研究計画・評価分科会ライフサイエンス委員会(第39回)の審議結果なのだろう。そこには、脳科学研究の推進に関する懇談会報告書「脳科学研究ルネッサンス」(pdf)が提出されている。この懇談会は文科省研究振興局に設置されたもののようだ。
 日本でもサイボーグ研究が大々的に始まるのかもしれない。

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