授業の録画

 何とか簡単に自分の授業を録画できないかと考えてきた。自分でビデオカメラを設置して録画することは可能だし、今のキャンパスの教室には、天井にビデオカメラが設置されていて、DVDデッキに録画することも可能となっている。しかし、自分の声とパワーポイントを鮮明に記録することはできない。そして、機材の設置やデータの管理が面倒でもある。やっと思うような録画方法を見つけることができた。本日その実験に成功したので、記録しておく。

 機材は以下の通りである。

・ノートパソコン Apple MacBook Pro
・USBオーディオインターフェイス Behringer U-CONTROL UCA202
・画面動画キャプチャーソフト Telestream ScreenFlow 4

 プロジェクターにつないだパソコンでパワーポイントを全画面表示で映している時に、その画面をそのまま動画として記録する。音声は、パソコンの内蔵マイクでもある程度は録音できるが、教室での反響音が入って聞きにくいので、教室に備え付けのワイヤレスのピンマイクの音をワイヤレスの受信機のLINE OUT端子からUSBオーディオインタフェイスのLINE IN端子に入力して、その音声をScreenFlowで録音する。パソコン自体が出す音(たとえば、ビデオファイルを再生した時に出る音)もScreenFlowで録音できるので(それぞれ別のトラックとして録音)、ビデオ込みで授業を録画できる。

 録画したファイルは、ScreenFlowの編集機能を使って簡単に不要部分を削除でき、必要があればテロップなども入れられる。そして、適当な動画ファイルとして書き出せば、いろいろ活用できる。YouTubeなどに投稿することも簡単だ。現在、ICレコーダーで録音したものを、授業サイトに掲載しているが、これをパワーポイントのスライド動画として掲載することが技術的には可能となった。

 注意点は、この方法を使うパソコンはそれなりのパワーのあるものでないといけないということだ。MacBook Airでやったら、固まってしまった。ファンがフル回転していたので、パワー不足が原因と考えられる。動画を再生し、それを録画するためには、MacBook Pro級の能力がないとだめのようだ。特にこれから夏になり、CPUが熱暴走しやすくなるのでパワーに余裕がないとだめだろう。

【天気】雨。一日小雨が続いている。