7/30にBS朝日から届いた「世界の好奇心 ミュージアム・ジャーニー in ドイツ博物館」のDVDを見る(100分)。
これは,今年5/11にBS朝日で放送されたものだが,その放送の存在は放送が終わってから,たまたまBS朝日のウェブサイトを見て気がついた。そのサイトには,学校関係者に番組のDVDを提供するとの告知があったので,すぐさま申し込んだ。それが先月末に届いて,今日やっと見る時間がとれた。
この番組は,ドイツの日本人学校の小学生6人と写真家浅井愼平氏がドイツ博物館を訪問し,ドイツ博物館の展示物や運営方針などを紹介するという番組。ドイツ博物館の魅力を十分に伝えてくれるよい番組だった。
これがBS朝日の1回だけの放送で終わってしまうのはもったいない。また,この番組は第2回ということで,第1回はイタリアのレオナルド・ダ・ヴィンチ国立科学技術博物館が取り上げられたようだが,これも是非見てみたいものだ。
私は,今から20年近く前にドイツで学会があったとき,ドイツ博物館の本館を少し見たことがある。しかし,その後に作られた2つの分館(陸・空の交通技術関係)は行っていない。航空博物館には修理工場があり,6年がかりで飛行機を修理し,展示物とする作業が紹介されていたが,素晴らしいことだと思った。ドイツ博物館では,展示物をきちんと修理してすべて動く形(動かそうと思えば動かせる形)で展示している。飛行機の場合は飛ばすことはできないのだが,それでも完璧に修理するというのだ。
宿泊施設付きの付属図書館も紹介されていた。そこには,Kerschensteiner Kollegという研修機関も置かれ,ヨーロッパ中の研究者が集まって博物館における科学技術コミュニケーションについて議論していた。
どうしても日本の博物館や文化行政と比較してしまう。日本の貧しさをどうすればよいのか。
【天気】晴れ。