シラバスの改善

来年度に新設する未来科学部でシラバスのことについて話をして欲しいという話があるとの情報があった。時々そのような情報を受けるが、なかなか実現には至っていない。学部新設を機に是非とも真剣に考えてもらいたい。
去年工学部宛に作成した提案を再度読んでみたが、今でも修正する必要はないように思う。前の大学で書いたFD報告書の文章とあわせて読んでいただければ、私の考えていることは分かると思う。ちなみに、シラバスの例をということで、以前は私の恥ずかしいシラバスを提供したが、現在では名古屋大学の高等教育研究センターが立派なシラバスサンプルを提供してくれている。
今回新たな提案をするとすれば、シラバスの拡張とも言える「授業管理システム」(Course Management System, CMS)であろうか。私が今学期Moodleを使って試しているものだ。これは、オンライン・シラバスから関連する資料にオンラインでアクセスでき、しかも受講生と双方向的なコミュニケーションを可能とする。フォーラム(会議室)を開設し、受講者間のやりとりも可能となる。いまや単にシラバスの改善を目指すのではなく、こうしたCMSの一環としてシラバスを考える必要があるように思う。eラーニングを売り物にしたいのなら、これは必須と言えよう。ちなみに、本学情報環境学部ではCMSの導入がすでになされているので、参考になるであろう。