シラバスの書き方・活用法

 ウェブ検索をしていて偶然次の文書を発見した。
 名古屋大学高等教育研究センター(2005)『実践的大学教授法の開発を目指して-「成長するティップス先生」の記録2004.08-2005』特色GPシリーズ1号,名古屋大学.
 私は昨年12月に同センターのセミナーに呼ばれて話をしたことがあるが、この報告書に私の名前が出ていたことに驚いた。シラバスに関する私の考えが引かれているのである。
 「シラバスの本質は、田中浩朗によると、受講生がある授業科目の単位を取得するためになすべき学習(1単位当たり標準45時間に学習)を主体的に進める上で必要な情報をまとめた“学習の手引き”であると捉えられている。この観点こそ、この国の大学関係者のシラバス理解に欠けたものではないだろうか。」
 私は名大の「ティップス先生」からシラバスのなんたるかを教えてもらった。私が名大で話をするなどまさに釈迦に説法というものだった。その名大の報告書に私の考えを引用してもらって、正直とてもうれしい。
 シラバスのなんたるか、どう活用すべきかを知りたい人には、上記の報告書や下記「ティップス先生」「ゴーイングシラバス」をお薦めする。
 ・http://www.cshe.nagoya-u.ac.jp/tips/index.html
 ・http://www.cshe.nagoya-u.ac.jp/gs/course/index.html