科学技術コミュニケーションの授業の前半はマニュアル制作を題材に,分かりやすい説明の仕方を考えることになるのだが,その最初の授業は「読み手を知る」だ。読み手あるいはユーザー像の明確化ということが大事だという話で,まあ定番の話である。
あまりに当たり前のような話になってしまいがちなので,何か新鮮さを出してみたいと,最近はやりの「ペルソナ」でも紹介してみようかと思ったら,ちょうどワールドビジネスサテライトで特集をやっていた(4/10)。たまたまビデオで録れていたので運が良かった(この番組は基本的に録画することにしている)。
それにしても,教師という職業は自分のことを棚に上げなければできないものだが,「分かりやすい伝え方」を伝えるなどというときは,特につらいものがある。