理系白書

毎日新聞「理系白書’07」シリーズ

知人が取材されている回の切り抜きをもらって、その存在を知る。
第1部は「科学と非科学」、第2部は「科学技術は誰のもの」。バックナンバーを見て、第2部第4回「曲がり角、次世代ロボット」が目に留まった。需要を考えないで研究を進められる状況は終わりつつあるという。何のためのロボットかということを考えるには市民の視点が不可欠だという。確かにそうだが、ロボット研究者に対する危ない誘惑についてもマスコミは取り上げてほしい。それは軍事研究だ。アメリカのロボット研究には軍の資金が大量に入っている。研究費をもらえない日本のロボット研究者がアメリカの軍事研究に組み込まれる危険性は十分にある。実際、NHKの番組でも、日本人女性研究者がアメリカの大学で軍の資金を使ってロボットヘリコプター研究をしている例が紹介されていた。彼女は、軍事研究には加担したくないが研究費がもらえるのでありがたいと言っていた。

【天気】晴れ。