H氏のブログで、アメリカのミドルベリー大学歴史学科ではウィキペディアからの引用を禁止したというニュースを知った。同大学のサイトにそのことを報道する記事からの引用が載っていた。
それによると、ウィキペディアおよび同種のオープンソースの百科事典からの引用は禁止する旨シラバスに記載するとのこと。
これは一定の効果があるだろうが、それだけでは不十分だと思う。各種資料の信頼性を批判的に吟味する力を付けさせることが必要で、その一環として実施しなければならない。同大学でもそのような指導は当然なされるのであろうが。
2/23追記
同大学のページからリンクが張られていたInside Higher Edの記事には、様々な人のコメントが載っている。記事の後に付けられた読者からのコメントは読み切れないほど大量にある（最初のいくつかを読んだが全部読むのはかなりの時間がかかりそうなので止めた）。私が感じたようなことは多くの人にも感じられているようだった。ただ禁止するのは教育的ではない。なぜいけないのかを問題にすることが肝要だというのだ。これは情報リテラシー教育として重要だと思う。この記事自体が良い教材になるのではないだろうか。
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