BS特集で「世界から見たニッポン」の大正編が2/18, 2/25に放映される。
<大正編>
大正時代、それは日本が現代に極めてよく似た問題にさらされた時代でした。成金と貧農という格差、二大政党の成立、モダニズムと享楽主義の蔓延、外には、世界戦争への参加や中国との対立激化を経て「反日」機運の醸成と国際社会での孤立にいたります。外からのまなざしを通じて大正日本を見、現代日本への示唆を得ます。第一回 日本はなぜ孤立したのか 前・後編
2月18日(日)午後7時10分〜9時日露戦争後、帝国主義列強の一員となった日本。しかし、それは同時にアメリカ・イギリスなど西欧列強が、日本を保護の対象ではなく警戒すべき競争相手とみなす契機でした。民族主義の台頭や国際連盟による多国間協議という新たな枠組みに適応できず、列強による植民地分割という古い時代の方針を引きずり孤立化していく日本の姿を欧米人の目を通して描きます。
第二回 アジアの目〜日本はなぜ「盟主」になれなかったのか(I)(II)
2月25日(日)午後7時10分〜9時大正元年の中華民国成立当初、アジア諸国の指導層は日本に幾ばくかの期待を抱いていた。しかし第一次大戦中の二十一カ条要求など強硬策の連続は各国の親日派を絶望させ、中国での五四運動、韓国での三一運動など、広範な民衆を結集した反日運動へと広がっていきました。満州事変に始まる15年戦争の種が撒かれていく様を、親日派・反日派双方の人々の視点から描きます。