教科書の注

 『週刊読書人』(2006/12/1号)が届く。有斐閣の『リーディングス環境』全5巻が完結したということで、加藤尚武氏が書評を寄せている。最後に、このリーディングスを使って授業をするとしよう、ということでアイデアを記している。
 このリーディングスの内容は、万人に必読の資料だということだが、「教科書として使いこなすには、たくさんの注をこのリーディングスの中に書き込まなくてはならないが、インターネット上で同好会を作って、注を作り、将来の再版の時に本文に繰り込むという利用形態はどうだろう」というのだ。
 私が将来教科書を作る際の参考になるようなアイデアである。「同好会」は受講者に置き換えてもいいだろう。Moodleには、受講者が用語集に投稿することができる機能も標準で備わっている。

【天気】晴れ。