科学技術史Aで19世紀ドイツの大学を扱った回の学生の感想に次のようなものがあった。
「19世紀のころにドイツの大学に危機が訪れたという話を聞いて、これに関して日本の大学は今危機を迎えているのではないかとふと思った。この理由には、いろいろなものがあるが、日本と19世紀のドイツで一つ共通点があると思う。それは、学生がやりたい事と大学がやっている事が微妙に違っていて、学生が大学に行きたがらないということである。この講義では、数回大学の制度について説明があったが、その度に諸外国の教育制度のいいところが今の日本の教育に反映されないかなと思ってしまう。」
本学はもっと真剣に学生のニーズをとらえる必要がありそうだ。