オハイオ州立大学では,春休みを3/22まで延長し,その後の授業を対面授業ではなくバーチャルラーニングで行うという。学期途中での急な授業形態変更に教員が対応できるようウェブサイトでの情報提供とオンラインワークショップが行われている。
Keep Teaching: Temporary Remote Teaching Resources
これは,これから新学期を迎える日本の大学教員にも,とても有益だ。
なお,学生向けのサイトもある。
Keep Learning: Temporary Remote Learning Resources
ちなみに,オハイオ州立大学で使えるツールは,学習支援システムCanvas(LMS)とテレビ会議システムZoomがメインだ。本学でもWebClassとZoomが使えるので,ほぼ同様のことが実現できるはずだ。
私がいいと思ったのは,毎日昼頃,Zoomを使ったテレビ会議方式のオンラインヘルプや講習会が行われることだ。Zoomはお互いの画面共有ができるので,質問があるときに自分のパソコン画面を示しながら困っていることを説明できる。答える方も自分のパソコン画面を見せながら説明できるので,電話などでやりとるするよりはるかに効率的だ。
このようなことができるのは,遠隔教育に関する専門家が大学にいて,教員をサポートする体制ができているからだ。日本でも大きな大学にはそうした専門家がいるだろうが,小さいところは難しい。本学は小さくもないのだが,残念ながら不十分だ。
【天気】晴れ。今年の夏に広島で開催する予定の学会にオハイオ大学の先生が来ることになっていたのだが,来日は難しそうだと聞いた。