12/2(日)久しぶりに学外のセミナーに参加。日本語ライティング(作文)の自動評価システムの開発を行ったチームの発表だ。
セミナーの正式タイトルは「<”GoodWriting Rater”完成公開セミナー>日本語ライティング評価の支援ツールGoodWriting Raterの活用の可能性—「人間」と「機械」による評価の統合的活用—」という。
公式サイト GoodWriting.jp
当日公開されたシステムでは,400〜1600字の「比較と意見(論証)」のタイプの作文を4段階で自動評価するというもの。人間の評価結果をできるだけ予測できるように調整したとのことで,現在は50%程度の作文を正しく予測できるらしい。観点別の評価もするが,そちらの予測結果は3割台だとのこと1。
報告の前提が外国人への日本語教育に使うということだったので,日本人のレポート指導に役立てたいと考えていた私の意図とは少しずれていた。しかし,こうしたシステムが発展していけば,かなり高度な評価も可能になるのかも知れない。
このシステムは今日公開されたので,これから様々な使い方がなされ,研究も発展していくにちがいない。
まずは,評価用フローチャートの考え方を応用してみようかと思っている。
【天気】曇り。寒くなった。外語大の府中キャンパスは2001年の化学史学会年会以来の訪問。
注
- 「自動評価について」参照。