東工大で開催された第9回化学史研修会に参加。今年の講師は,名古屋工大のKさんと東工大のY先生。放射能・原子力関係のテーマということで,福島原発事故後の現在を考える上で参考になる内容だ。一般の関心も高いのではないかということで,Ust配信を試みた。
Ustは個人的に自分を映すということではこれまでも何度か試みてきたが,公的な場で他人を映すということは初めてだったので,不安もあった。初めての場所で,ネット接続の電波がどの程度届くのかも未知だった。試験配信という位置づけで,うまくいかなかった場合はご容赦をということで始めた。
電波については不安があったが,やはり弱かった。モバイルルーターのアンテナ表示が3本中1本しかたたず,低画質での配信が何とか可能な状況だった。しかし,遅延覚悟で多少画質を上げても何とか大丈夫だった。最後の質疑応答のところでは,あえて画質を落として配信し,多少プライバシーに配慮した。
問題だったのは,音量レベルだ。一応自分のパソコンで確認したが,やはり調整が難しい。視聴者からの反応は有り難かった。また,音量は急激に上げると視聴者がびっくりするので,ゆっくりあげなければならないなど,教訓も得られた。
化学史学会ウェブサイト,科学史ML,Twitter, Facebookといった限られた宣伝で,リアルタイムに約10名ほどの視聴者が来てくれたのは,成功と言ってよいだろう。録画は100のオーダーで見てくれている。化学史や化学史学会への関心を広めるよい機会になるはずだ。
>> 第9回化学史研修会録画
今回使用機材:
・配信 Cerevo Live Shell
・カメラ Sony HDR-CX560V
・マイク Rode VideoMic Pro
・三脚 Sony VCT-60AV
・ルーター NECアクセステクニカ AtermWM3600R (WiMAX)
【天気】晴れ。今日も暑かった。