名古屋高等教育研究

 名古屋大学高等教育研究センターから『名古屋高等教育研究』第12号(2012.3)が届いた。いつもありがとうございます!

 特集は「大学教育改革のためのリーダーシップの形成」。教育担当副学長や海外の事例についての調査結果が掲載されている。今年度から大学の教育改善推進室のスタッフとなったので,その立場からも興味深い。ただ,教育改革というのは誰かがリーダーとなって引っ張っていくべきものなのかどうか,私は大いに疑問に思っている。教育には自由と主体性が不可欠だが,それが損なわれる恐れがあるからだ。自由な切磋琢磨を奨励するようなプラットフォームの構築こそが重要な気がしている。

【天気】晴れ。入学式日和。今日はまだ千住キャンパスは閑散としている(午後は,入学式を終えた新入生とその親がキャンパス見学に来ていた)。学園月報に載っていた退職者欄に出版局のU局長の名があり驚いたが,4月から発足した出版デジタル機構の代表取締役に就任したとのこと。ご活躍を期待する。