授業と試験

 現在は,毎回の授業の最後に小レポート(感想・質問)を書いてもらい,それと学期中または学期末のレポートで成績を付けている。毎回のレポートを読み,授業中に紹介・応答するのと,それ以外のレポートを読み,採点・添削するのはかなりの労力を要する。

 学期中は講義のみをして,学期末に試験をするのが,教員としては楽だが,それでは学生への動機付けが少なすぎて,教育効果が上がらない。

 そこで,次のような方法を考えついた。毎回の授業の最後に小レポートを書いてもらうのは同じだが,それをすべて評価に用いることはせず,学期中のランダムに選んだ3回分だけ成績に反映させる。小レポートの紹介も,毎週全部読んでそこから選ぶのではなく,30人分のみ読んで,そこから選ぶ。残りの部分は,あとから時間に余裕のあるときに読んで,その紹介や応答は授業ラジオで行う。小レポート以外のレポートは課さす,学期末の試験を行うが,その問題は,講義内容に加えて,学生の小レポートの質問をも問題に取り入れる。もちろん,授業ラジオも出題範囲とする。

 こうすれば,教員側の労力がかなり少なくできるとともに,学生も授業に出なければならず,また授業サイトや授業ラジオを利用せざるを得ないので動機付けが維持できるのではないだろうか。

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