1限の授業で、45分遅刻した学生がいた。理由を尋ねたところ、列車の遅延だという。遅延証明書がないと、公的な理由として認められないと告げたら、あとで遅延証明書を持ってくると言った。
2限の終わった後、その学生が来て、遅延時間空欄の遅延証明書を持ってきた。これでは証明にならないと受け取らなかった。
時間は自分で書くようにと言われたというが、これでは証明にならない。金額欄空欄の領収書のようなものだ。他にも、遅延時間に自分でチェックするという方式もあるらしいが、これもダメだ。手書き以外の手段で(例えば鋏を入れるなど)記してある必要がある。
しかし、現在駅で発行されるものが、手書き方式だとすると、学生も困るだろう。そこで、鉄道会社のウェブサイトに掲載されているウェブ版「遅延証明書」のプリントアウトを提出させたらどうだろうか。これで時間は確認できる。
ただ、ウェブ版だけだと、各社のウェブサイトから適当に自分に都合の良いものをプリントアウトして持ってこれるので、駅でもらう証明書も必要だ。来学期のシラバスに明記しておこうと思う。
さて、今日の遅刻の学生が乗っていた電車はどれくらい遅延したのだろうか。鉄道会社をよく確認しなかったのだが、本学最寄り駅のJR・地下鉄に関してウェブで調べたところ、5〜10分程度、長くて15〜20分程度で、45分遅刻の理由にはなりそうもない。だいたい、朝のラッシュ時間は10分程度遅れるのが通例だ。それを見越して少し早く家を出る必要があるだろう。
【天気】曇りのち雨のち曇り。