中教審・学士課程教育の在り方に関する小委員会の「学士課程教育の再構築に向けて(審議経過報告)」(pdf, 2007.9.18)が公開されていた。
一応もっともなことが書かれていて,少し参考になる。しかし,その理想はあまりにも現状とかけ離れている。いまだに単位制度の実質化を訴えているが,そのようなことが実現できる大学が日本にはどれだけあるのか。授業時間の2倍の自習を求めることのできる学生はどこにいるのか。単位制度という虚構にしがみつくことをやめることから始めるべきではないのか。
成績評価についてはこのようなことが書かれている(題目のみ)。
教員間の共通理解の下、成績評価基準を策定し、その明示について徹底する。(成績評価の結果については、基準に準拠した適正な評価がなされているか等について、組織的な事後チェックを行う。)
問題は,成績評価基準をどう明示し,その事後チェックをどう行うかだ。具体的な指針は示されるのか。