規制改革会議

 5/11の規制改革会議に提出された文書「教育と研究の質の向上に向けた大学・大学院改革に関する基本的考え方 ~組織中心の支援から個人中心の支援へ~」(pdf)が公開されている。内容は、大学の公的予算を教育と研究に分け、教育は学生数に応じて配分、研究は個人・グループの競争により配分ということ。つまり、教育においては学生獲得競争、研究においては業績競争をさせようといういうもの。もうすでにかなりの競争になっているが、さらにその競争を激化させ、ダメな大学、ダメな研究者には退場してもらおうということだ。このような競争においては、すでに優位に立っているところがますます優位になる傾向があり、大学や研究者の多様性を減らすような方向で動いていくことになろう。教育や研究を企業間の競争と同じ発想で扱おうとしているのだろうか。

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