イノベーション25戦略会議が「イノベーション25」中間とりまとめを発表した。多少ニュースにもなっていたようだが、世間はあまり注目していないようだ。
結局は日本経済の国際競争力の強化が目的で、そのために巨額の国費を投じるということが肝心なのだろう。2025年に実現したい技術ということで、夢のような話が並んでいる。ロボットの話題も多い。このような夢を並べることで、国民は巨額の税金を使うことを納得するのだろうか。
大学改革については、次のようなことが書かれている。
3.大学改革
世界の大学は、国際間での大学連携、グローバル企業との産学連携、留学生・社会人・学
生の競争・連携拠点として、ダイナミックに変革を遂げている中、日本の大学も好むと好まざるとに関わらず競争に巻き込まれている。
日本の大学も世界に対しオープンになり、多くの外国人が日本の大学で学び、切磋琢磨す
ることで、新たな活力を創造する場として再生し、活力ある多様な人材を多く生み出す場となるべきである。
<主たる検討課題>
① 大学院、学部各レベルでの国際化の促進
② 大学の教育、研究、両面にわたる国際競争力の強化
③ 文系・理系区分の見直し
④ 大学入試におけるAO入試のさらなる活用
⑤ 競争的資金配分の見直しを含む研究機能の強化
⑥ 社会人教育の強化を含む教育機能の強化