大学教員個人評価=健康診断論

 Hさんのじぶん更新日記に「大学教員個人評価=健康診断論」というアイデアが書かれていた。学生による授業評価アンケートの結果は、健康診断結果と同じようなものとして扱うべき、という議論だ。一定の評価以下の場合は、「要精密検査」ということで、教員集団でその原因を探り、改善を図ることにする。
 私は、多くの大学で授業評価アンケートの結果が十分に活かされていないということを前から問題に感じていた。本学は、学内限定で個々の授業の評価結果を公開している(学生や他の教員も見ることができる)が、これは前に勤めていた大学にはなかったことで、非常にいいことだと感じた。しかし、そのデータが十分授業改善に活かされていないように感じている。FD活動の一環として、一定の教員集団で同僚の評価結果を見て、問題があれば検討するようなことをしてもいいのではないかと思う。
 幸い、今学期から始まったフレッシュマンセミナーでは、今学期の授業反省会をする予定だ。そこでは、学生による授業評価結果も検討の対象になるだろう。他の科目に関する同様の試みの前例になればと思う。

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