知人のHさんから工学院大の第12回FDシンポジウム「技術者倫理教育の今後を考える」のお知らせをもらった。工学院では、全学で技術者倫理教育を考えている。独自のテキストまで発行した。
本学も技術者倫理には力を入れているものの、その授業はかなりの部分を非常勤講師に頼っているのが現状で、大学として責任を持って取り組んでいるとは言い難い。
また、全学でFDに取り組むということについても工学院を見習いたい。本学には全学的なFD委員会は存在しない。工学部のFD委員会も休眠状態だ。
追記6/26
行ってきた。4名の報告(外部講師2名を含む)と質疑応答。予定時刻を50分も超えるほど盛り上がった。参加者数はそれほど多くはなかったが、外部の参加者もそれなりにいたようだ。技術者倫理教育に全学的に取り組んでいるところがよい。「技術者倫理」という科目を作って終わり、ではだめなのだ。あらゆる科目・課外活動その他で技術者倫理的な要素を取り入れることが必要だ。また、そこには大学外との交流も必要。こうしたもろもろのことを全学的に統括する組織が必要となろう。工学院では教育委員会とその下の技術者倫理教育推進WGがそれに当たる。
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