イメージ

 既存のイメージの囚われている人のいかに多いことか。この逆境をバネにすることで可能になる飛躍というものもあるのではないか。

 この移転は,本学学生・卒業生の少なくない部分の古里である下町・田舎を馬鹿にしていては本学に未来がないことを思い知る良い機会だ。

 本学の母体となる学校は,必ずしも恵まれた環境にいない人々に希望を与えて発展してきた。その原点を忘れてはいけない。誇りを持ちにくい人々に誇りを持てるようにする。これが本学の存在意義とは言えないか。

 新東京タワーは,下町ルネサンスのシンボルである。下町の再生と本学の再生を連動させなければ,本学に未来はない。本学発祥の地神田も下町だが,下町らしさがどんどんと失われている。未だに下町らしさが残る地で再生を目指すのは実に本学らしいとは言えないか。

【天気】曇りのち雨。寒い。