技術者倫理の授業でロボット倫理(roboethics)を扱おうと思い、準備をしている。今学期新たに扱う内容で、準備は十分ではない。だが、新しい内容を準備することは苦しいが、楽しいことだ。
この分野の研究は意外に進んでいない。文献は、全くないわけではないが、かなり限られている。「先端技術の倫理問題」の事例としては最適かもしれない。
本来は、先端技術を研究している研究者と協力しつつ授業ができればいいのだろうが、いまはまだその準備もできていない。こういう時は、NHKの番組を頼ってしまう。今回扱うトピックスは、ロボット兵器・サイボーグ・ヒューマノイドの３つにしようかと思う。どれも私にとって非常に違和感のあるロボット技術だからだ。
本学には来年度、未来科学部が新設され、その中にはロボット・メカトロニクス学科が置かれるが、ロボット倫理研究室は置かれていない。たぶん他の大学にもないのではないか。このような先端的な研究室の設置は本学の特色を売り出すのにいいかもしれない。
【天気】晴れ。小春日和。のち曇り。
