文献紹介

 科学史の授業に,参考文献として紹介している本の実物を持参した。雨が降っているので重い荷物は避けたいとも思ったが,試しに教室へ持っていってみた。
 各回の参考文献は授業サイトに掲載してある。それを見せればいいとも思えるが,実物の力を借りたいと思った。一人でも興味を持ってくれたら。一人でも図書館で探して手に取ってくれたら。そんな願いがあった。
 授業ツイートに「科学史事典なんてあるんだ。。。」という一言を見つけたときはうれしかった。縮刷版の『科学史技術史事典』を見せたときのツイート。これからもできるだけたくさんの本を持参して,授業の最後に見せたいと思う。
 授業の準備で,本当に紹介した本が本学図書館にあるのか,確認するために図書館の目録で検索した。すると,以前はあったはずの本がけっこうなくなっている。千住から千葉に移されたのなら,まだ取り寄せも可能だが,どこにも無くなっているものもある。比較的古い本だ。たぶん,長い間利用されなかった古い本は処分の対象になっているのだろう。それを防ぐためにも,自分で持っている本でも,時々図書館から借り出す必要がある。ひどい話だが。