化学史学会年会

 先週末の7/6,7/7(土・日),化学史学会の年会を本学東京千住キャンパスで開催。年会準備委員として準備・運営に当たった。前日7/5(金)の午後はエクスカーション(深川の科学史関係史跡巡り),夕方から理事会・評議員会。駅前からすぐということで,分かりやすいと思ったが,JR東口を出たところが細い商店街であり,また西口に出口がある千代田線からは駅ビルの向こうに行かなければならず,意外と分かりにくかったようだ。JRの駅の中も複雑であり,近いからといって分かりやすいわけではないことが分かった。

 エクスカーション当日の朝は雨であり,どうなることかと思ったが,午後は蒸し暑かったが雨は降らなかったので良かった。梅雨明け直後の猛暑の前であり,かえって良かったと言えよう。休みなしでかなり歩いたが,少しハードだったと思う。

 今回の年会で準備委員としてやりたかったことが二つあった。山岡望文庫(本学の特別コレクションの一部)の展示とUstream中継だ。どちらも実現することができたので良かったと思う。山岡文庫展示では,図書館の職員の方にお世話になった。Ustreamは意外にネット環境が悪くて苦戦した。Ustreamの視聴者は1桁だったが,録画をYouTubeで公開したので,時間をかけて多くの人に観てもらえるだろう。

 心残りは,懇親会の料理が少なかったこと。参加者には申し訳ないことをした。当初,参加者が少ないことを心配していたが,逆の結果となった。

 二つのシンポジウム「事典の世界」と「20世紀日本化学史」は学会理事が中心となって企画した。また,学会の歴史を振り返る亀山前会長の特別講演もあった。学会創立40周年にふさわしい内容だったと思う。

 来年は広島大学が担当校。久しぶりの広島を楽しみにしている。