今年は,8月の化学史研修会で日本の毒ガス戦の歴史について講演したり,原爆開発をしたアメリカ人を描いた「イノセント・ピープル」という劇団昴のお芝居の脚本づくりに協力したりもしたのだが,それらについてはなぜかずいぶん昔のことのように感じられ,あまり記憶にない。私の関心の方向性が過去よりも未来に向いているせいかもしれない。
ということで,このへんで2010年を振り返ることは終わろうと思う。来年の課題を書いておきたい。
- 新たなメディアを利用した新たな形の教育を模索する。先駆者の試みから学ぶとともに,自分でも少しずつ実験をしていく。
- 今年ほとんどやらなかった科学史関係の研究を再開する。研究と教育の相互作用が可能な形を探る。
- 限られた時間とエネルギーを有効に配分する。