メールの書き方

 フレッシュマンセミナーのレポートの採点を終えた。教科書があり,そこに見本のレポートが載っていたので,形だけはそれなりに整ったレポートが多かったように思う。

 さて,今回のフレッシュマンセミナーで教えたことで確かな手応えがあったことが一つある。それは,先生に対してレポートを送るときのメールの書き方だ。3回ほどその機会があったが,1回目は,本文がなく,ただファイルを添付しただけのメールがたくさんあった。先生にメールを出すときはこのようにするものだ,ということで手本のメールを示した。学生の中にはそれを書き写す者もいた。そして,2回目のメールからはほとんどの学生が私の示した通りのメールを送ってくるようになった。ケータイメールしか出したことのないような学生には,こうした指導が必要であり,しかも極めて有効なことがよく分かった。

 別の授業だが,遅刻してきた学生が堂々と教室に入ってきて人の目の前を横切っていくことがよくあった。そのような学生が何人も続くと腹が立ってしかることがあったのだが,ある時,「このような場面では,すまなそうに身をかがめて入ってくるものだ」と教えたら,次からはそうする学生が(全部ではないが)何人か出てきた。礼儀やマナーに反することをする学生は,これまでにそうしたことをきちんと教えられてきていない可能性がある。まずは教えることが大事だと思う。

【天気】晴れ。