現在,アナログ放送の画面の右上には「アナログ」と表示されている。民放の文字はNHKよりも少し大きくて目障りだが,まだ許せる範囲内だ。しかし,2011年7月1日からは許しがたい措置がとられる模様だ。たとえば,画面全面にアナログ放送終了の表示のお知らせ文をかぶせるという。7月23日まではアナログ放送を見ることができるのに,実質的には6月30日までとなってしまう。アナログ放送終了を知らずに,急に見られなくなって混乱が起こることを避ける措置なのだろうが,いずれにせよ混乱は避けられないだろう。むしろ,嫌がらせとして反発を招くのではないか。消え行く最後のアナログ放送をなぜ静かに味わわせてくれないのか。アナログ放送への愛が全く感じられない無神経さ。私など,授業でビデオを見せる必要がないなら,もうテレビは見ずにラジオで済ませたいと思うくらいだ。
参考:地上アナログ放送停波のお知らせ画面,2011年7月1日から表示へ(ITpro, 2009/4/23)
【天気】雨。