pomera 2

 電子メモ帳pomeraだが,日本では売り切れ続出という事態になっている(定価は27300円だが,実売価格が2万円前後まで下がったことで,迷っていた人たちが一斉に買いに動いたのだろう)。この事態を外国人はどう見ているだろうか。電子小物の英語ニュースサイト等を調べてみたが,日本で大人気となっていることはまだ報じられていないようだ。発売前のコメントとしては,このようなもの(単機能なのに高価!)が売れるのかといった懐疑的コメントばかり(たとえばこれ)。時代錯誤の商品とすら見られている場合もある(今時インターネットにもつなげられないなんて!)。魅力を感じるという記事はあまり見当たらない(安ければ欲しいというのはある)。これは,日本人にのみウケる商品なのだろうか。それとも,世界的な商品になるのだろうか。SushiやHaikuが世界化したように,pomeraの良さを理解する外国人が出てこないともかぎらない。pomeraの今後が気になる。

付記 KING JIMの英語サイトを見てみたが,pomeraのニュースはなかった。それどころか,驚いたことに,テプラの商品情報もない。宮本社長の英語挨拶には,テプラは「日本」市場で成功したと書かれていた。ということは,日本以外の市場ではまだ成功していないということか。確かに,高価な機械を買ってまでファイルの背文字をきれいに印刷したいと思う外国人は少ないのかもしれない。とはいえ,今やテプラはファイルの背文字印刷以外にもいろいろと使い道はある。中国語サイトにはテプラの紹介がある。中国人はテプラを受け入れるか。技術と文化の関係を考えさせられる事例だと思う。