かつて(2005/5/29)ブログに私のテレビ番組録画法の変遷について書いたことがあった。それを修正する形で,現在の私のテレビ番組録画法および記録媒体の保存・管理法をまとめた。
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テレビ番組を録画したビデオディスク(DVD-RAM)が800枚1190枚を突破した。これを機会に、私のこれまでのテレビ番組録画法の変遷をまとめておく。
(1)VHSビデオテープ(1991~2000年、約450本)
私が録画して現在もその内容を見ることのできる最も古いビデオテープは、1985年にNHK市民大学「万国博覧会(吉田光邦)」を録画したもの(現在、その内容をDVD-RAMにダビングしたので、テープは廃棄済)。それ以前にもおそらく録画はしていただろうが、消去してテープを再利用していたと思う。録画テープを本格的に保存するようになったのは1991年以降、すなわち私が大学に就職してからだ。授業でビデオを見せることを意識し始めたためだと思う。VHSテープは、2000年までの10年間に約450本を録画した。そのほとんどは松下のNV-BF25(1992年発売)で録画。このデッキは現在も現役で活躍中。
VHSテープは大きく、大量になると保管に苦労するようになる。私の場合、段ボール箱やプラスチック製衣装ケースに入れていたが、この調子で増えていくと、保管場所がなくなる恐れが生じた。また、箱が非常に重く、テープを探し出すのも一苦労になった。
(2)8mmビデオテープ(1997~2002年、約600本)
そのような保管問題を解決してくれたのが、8mmビデオテープであった。これはミカン箱大の段ボール箱に約100本入ったため、収納スペースが数分の一になった。もちろん、それまでのVHSテープはそのままとってあるので、全体の分量はかなりあるが、増加ペースがだいぶ緩和されたのである。
しかし、これで問題が解決したわけではなかった。2002年に私の持っていた8mmビデオデッキ(SONY EV-NS9000)の調子がおかしくなってきたからだ。この機種は1993年発売のもので、買った当時もけっして新製品というわけではなかったが、ソニーの8mmビデオデッキの中では最高峰のもので、標準価格では23万円もした。私はソニーに勤めている友人から安く買わせてもらった。しかし、2002年に後継機種を買わなければならないかと探してみたところ、据え置き型の8mmビデオデッキはどのメーカーも発売していないことが分かった。今のデッキを修理しながらつかっても、いずれは限界が来るだろう。そこで、8mmビデオには見切りをつけ、他の方法による録画および8mmテープのダビングを考えなければならなくなった。
(3)DVD-RAM(2002年~、約800枚1190枚)
そこで現在の録画メディアであるDVD-RAMへとたどり着く。当初はデッキもメディアも比較的高価だったが、それでも手が出せないほどではなかった。最初に買ったデッキは松下のDMR-HS1で、現在でもダビング用に使っていある。その後、チューナーを2台搭載し、2つの番組を同時に録画できるデッキが売り出されたので買い足す。すなわち、2004年に東芝のRD-X5を買った。
さて、これで問題はすべて解決したかというと、まだあった。授業でビデオを見せる際、ポータブルDVD-RAMプレーヤーを使えば問題はないが、こんど新たに購入する予定のMac PowerBook G4ではDVD-RAMが再生できず、DVD-RWでないとだめのようだ。そこで、今後はDVD-RWで録画しようと思う。幸い、東芝のデッキはDVD-RWでも録画できる。以前のDVD-RAMはDVD-RWに変換できるのでなんとかなりそうだ。(ちなみに現在は、教室に備え付けのVHSデッキを使うため、VHSテープにダビングをしている。)(現在授業でビデオを見せる際には,主にノートパソコン富士通LOOX Pの外付けDVDドライブを使ってDVD-RAMを再生するか,教室備え付けのDVDデッキでDVD-RAMまたはDVD-RWを再生して見せている。)
なお、DVDへの変更は上記の通り、8mmビデオデッキの生産中止が原因だったが、副次効果として収納スペース問題でも画期的な改善が見られた。DVDはプラスチックのケースから出して、サンワサプライのCD・DVDファイル(48枚収納)に入れているが、800枚1190枚のディスクが17冊25冊のファイルに収まってしまう。私をこれをさらに書棚に効率よく収納するため,コクヨのボックスファイルA4-LFD-Bに4つずつ入れている。かつてなら押し入れの一角を占領していたビデオが今は書棚の1段あまりのスペースで済む。ブルーレイにすればさらに省スペース化できるが,1枚のディスクにあまりに多くの番組が入ってしまうとかえって扱いが不便になるので,当面はDVDを使い続けるつもりだ。
現在は、RD-X5で予約録画しつつ、DMR-HS1でVHSまたは8mmビデオテープからDVDにダビングをしている。8mmの再生用にはSONY GV-D200を使用。これはポータブルデジタル8ビデオデッキ。現在8mmを再生できるデッキはこれくらいしかない。(VHSおよび8mmビデオテープからDVD-RAMへのダビングは一通り終わり,ビデオテープはほとんど処分した。)
現在は,RD-X5および2007年に新たに買った東芝RD-S600で予約録画している。後者は,デジタル放送に対応するために買ったのだが,デジタル放送はダビングに制限があるため,結局アナログ放送が受信できる間はアナログ放送を録画している。
さて、こうした大量のテープ・ディスクに録画した番組(全部で4000タイトル5000タイトルは超えるであろう)を検索するにはパソコンを使うのが一番である。私は、ファイルメーカーPro 4Bentoでデータベースを作っており、瞬時に目的のテープ・ディスクを探すことが可能となっている。