授業評価アンケート

 授業の最後に回答してもらっている授業評価アンケートの分析を行った。集計は事務がやってくれて、レーダーチャートのグラフまで書いてくれるのだが、クラス毎の集計なので、複数のクラスで同じ科目を教えている場合には、全体の傾向が分かりにくい。そこで、自分で集計し直している。また、グラフも5点満点の平均ではなく、1点が何パーセント、2点が何パーセント、と分かるように、棒グラフにしている。
 昨年度と比べて、科学技術史Aは全般的に評価が上がったが、技術者倫理は全般的に評価が下がった。その要因はいろいろ考えられるだろうが、技術者倫理は同じ内容を5学期も続けているということで、私自身にとっての新鮮みが少なくなっているということもあるだろう。同じ内容は3回(3学期)くらいが賞味期限のような気がしてきた。
 今学期はパワーポイントのスライドを極力減らして板書中心でやってみたが、それに対する学生の評価は低くなった。また、もっと板書をしてほしい、プリントを配布して欲しいといった要望もあった。昨年度まではスライドのファイルも提供していたが、今学期はそれもやめて、アウトライン(目次)だけを提供した。これに対する評価も低かった。
 講義の要点を自分でまとめる練習をして欲しいとの思いから、やり方を変えてみたが、それによって授業評価が下がってしまった場合、どうすればいいか。元に戻すのは簡単だが、それでは結局教員がまとめたことをただ覚えるということにしかなるまい。しかし、自分でまとめる力がない学生は何も学ばないまま終わってしまうことにもなる。
 授業のやり方を根本的に変えるべきときが来たのかもしれない。

【天気】晴れ。昨日あたりから窓の外のベランダみたいなところを窓ふきの人?が行き来している。結構気になる。