卒業認定試験

 教育再生会議第三分科会では、大学卒業者の学力を担保するため、卒業認定試験の導入を検討する方針を決めたという(Yomiuri Online, 3/21)。要するに、卒業時にセンター試験のようなものを受け、それに一定成績以上をおさめないと卒業できないという仕組みを作るということだ。これは大学の教育の自由を制限するもので、不適切に運用されると大学教育はますますおかしくなるだろう。大学が卒業認定試験のための予備校となる恐れもある。現在の高校と同じで、本末転倒だ。
 大学側はこのような動きに反発すべきだ。そのような試験をしなくとも、自分たちで卒業生の質は担保すると。単位認定は厳しくするから信頼してほしいと。

【天気】曇り。