今日の会議で、二部(夜間)のクラスの合格率が問題になった。私の場合、昨年度の科学技術史Aの合格率は、分母から放棄者を除くと56%、放棄者を含めると50%だった。また、昨年度後期の技術者倫理の合格率は、放棄者を除くと75%、放棄者を含めると43%だった。学費の単位従量制が始まると、放棄者は減り、みな単位を落とさないように真剣に勉強するようになるだろうか。その結果、合格率は上がるだろうか。ちなみに、二部の単位従量制では1科目24000円だ。それを落とすと、また24000円払わなければならない。
容易に予想できることは、合格率の低い科目は履修者が減るということだ。また、教員や大学の説明責任が問われる場面も増えるだろう。なぜ私は落ちたのか、なぜあの人は通ったのに私は落ちたのか、という質問に合理的に答える必要がある。
私個人の科目については、以前からそうした説明ができるように気を付けてきた。しかし、同じ人間科学科目なのに、あの科目はほぼ100%合格して、この科目は60%しか合格できないのはなぜか、と問われたとき、合理的に説明することは難しい。大学とはそういうところだ、で納得してもらえるか。
【天気】晴れ。桜満開。