マイクロフィルムリーダー復活

 マイクロフィルムリーダーを掃除した。5年くらい前に私費で買ったもので、30万円くらいしたが、あまり使っていなかった。カバーをかけていなかったせいでほこりだらけになっており、光学器械の状態としては最悪だったが、なんとか主なほこりはとることができた。
 前の勤務先には図書館にマイクロフィルムリーダープリンターがあり、それで印刷も簡単にできたが、図書館が自室からかなり遠かったため、あまり使っていなかった。自分専用のものがあれば便利かと購入した。ただ、プリントできるものは100万円以上するので、単に読むだけのものにした。
 このリーダーは安くていいのだが、ランプの明かりが弱くて、画面が暗いのと、90度回転ができないため、フィルムによっては、首を横にして読まないといけないのが難点だった。
 試しに、画面をデジカメで撮影してみた。なかなかきれいにとれて、パソコン画面でも読めそうである。もちろん、プリンタで印刷もできる。三脚にカメラを固定して撮れば、手ぶれもしないので好都合だ。90度の回転もパソコン上なら問題なくできる。
 捨てようと思っていた壊れかけの三脚も有効活用できそうなので、なかなかいいアイデアだと思っている。
 やっと自分の研究に復帰できつつある。何年ぶりだろうか。